おがわ整骨院 整骨院コラム

2017.02.16

シンスプリントの治療例(スポーツ障害・外傷治療)

【患者様】

10代 男の子 陸上長距離選手

【症状】

2週間前から右足のすねの内側に痛みが出てくる。練習量は少し減らしていたが、修学旅行でスキーをしたことで痛みがひどくなる。

歩行時に痛みはないが、階段昇降時に痛みあり。

【所見】

右すね内側の筋肉だけでなく、脛骨(すねの骨)にも圧痛があるため、骨膜にも炎症が起こっていると考えられる。足の底背屈時(足首を起こしたり伸ばしたりする動き)に痛みが出る。

また、足の状態が偏平足なため、シンスプリントになりやすい足であることも言える。

【治療内容】

右すね内側の骨膜の炎症が考えられるため、骨癒合を促進する微弱超音波治療により、骨膜に直接アプローチをして炎症を早く抑えるようにした。

偏平足のため、下腿(膝から下)の筋肉全体が硬くなっているために手技により筋肉を緩めた。

また、足関節のアライメント調整を行い、足関節の動きを誘導。

最後に足裏のアーチを作り出すファイテンソラーチで偏平足に対してアプローチした。

治療後に痛みの状態を再度チェックしたところ、患部の圧痛はあるものの、足関節の底背屈時の痛みが軽減した。

 

シンスプリントは走ったり跳んだりする競技に多くみられますが、足のアーチの状態や足首の動きが重要になります。また、痛みを我慢して運動を続けていると、筋肉の痛み➔骨膜炎➔疲労骨折と重症化する可能性もありますので、痛みが出たらすぐに治療に行くことをおススメします。

スポーツ障害・外傷でお悩みの方は、古賀市のおがわ整骨院へお気軽にご相談下さい。

 

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